Tad's ボルチモアダイアリー

 4月のはじめに桜祭りのパレードを見に行ったときが寒かったことを書きましたが、先週は逆に真夏の暑さでした。華氏ですが、平均気温より30度も高いといった日が3日間ぐらい続きました。週末からは平年並みになりました。気候のせいかわかりませんが、家族みんな鼻をぐずぐずさせたり、くしゃみの連発です。先日はくしゃみに加えて眼が痒くて、ひょっとして花粉症にでもかかったのかなと心配しています。

 金曜日からStateCollegeの方へ行ってきました。金曜日の朝、まず学区のオフィスに行って、地域の学校に着いて説明をしてもらいました。そのあと、家を見に行きました。木曜日に不動産のエージェントに以前送ってもらったリストの中から10件くらいをピックアップしたものを送ってあったのですが、そのうちの半分くらいはすでに売れてしまっていました。午前中に5つの物件を見ました。その中の一つはなかなかいい感じでした。午後からもう3件ばかり見学できるように手配してもらい、その間にこちらは地元の小学校を二つ見学してきました。あいにく、父兄面接の日で、学校に子供たちがいなくて、普段の感じではありませんでしたが、一応建物の中を見学させてもらいました。夕方近くに残りの3件をチェック、そのうちの二つと、午前中の一つが最終候補という感じでした。それぞれ一長一短で、リンと僕とでは、少し意見が会わないところもありました。土曜日は一日考えるために、エージェントとは会いませんでした。それでも、この3件をもう一度見させてもらい、最終的な決定はその後という事にしました。

 今回は最初はホテルに泊まるつもりだったのですが、どういうわけかどのホテルもいっぱいで、どうなるかと思っていました。ところが、14日の日曜日、教会で家内が今度StateCollegeに移るという話を知り合いの人に話したところ、彼女はStateCollege出身で、両親はまだStateCollegeにすんでいること、そしていろいろの人がよく泊まりに来るので、もし必要だったら泊まらせてもらえという話になり、Lehrさんというご夫婦ですが、そこでお世話になりました。

 さて、なぜホテルがいっぱいだったかというと、実は土曜日にPennStateのフットボールチームの春の紅白戦(実際はチームのカラーが青と白ですので Blue White Game といわれています-青白戦ですね)が行われたからでした。PSUのフットボールは全米チャンピオンにもなったことのある歴史のあるチームで、また回りに何も無いからかもしれませんが、街全体がフットボールファンという雰囲気です。それでも、実際の試合には10万人近い観衆が集まるみたいですが、土曜日は4万人くらいでした。もっとも、大学の学生数が4万人くらい、また地元の学生を除いた人口もやはり4万人くらいなので、かなりの数の人が他からきていたみたいです。せっかくの機会なので、試合を見に行ってきました。全部は見ませんでしたが、雰囲気を味わってきました。

 日曜日はLehrさんたちが行っている教会 (Christian Missionary & Allicance) に行き、午後からもう一度家を見に行きました。3件のうちの一つがオープンハウスだということで、自分たちだけで見に行きました。この家の大きな問題は階段が急なこと。ベッドルームが3つしかなく、誰かが来たときにはベースメントのファミリールームに泊まってもらうことになるわけですが、とにかくその階段がかなり急でした。ガレージも無いのですが、敷地が大きいので、ガレージとゲストルームを付け足すことはできるだけの場所はあるのでそうすればいいかなという感じでした。3件のうちでは僕の第1候補でした。

 エージェントとのアポイントメントまで少し時間があったので、その家の周りを車でまわっていたら、もう一つオープンハウスのサインがあり、ついでということでその家も見させてもらいました。オーナーがエージェントを通さずに売りにだしていて、今までもらったリストには無い家でした。平屋に地下というたてもので、3つのベッドルームはメインのレベルに、そして、地下に書斎ともう一つベッドルームがありました。オーナーの人と話していたら、私たちのエージェントがぜんじつの3件以外にもう2件物件を見て欲しいといっていたうちの一つだということがわかりました。なかなか感じがいいなと思いましたが、とにかくアポイントメントの時間だったので、エージェントのオフィスに行きました。

 エージェントのオフィスに行き、新しい2件のうちの一つは今見てきたこと、でももう一度最後に見てみたいことを頼み、出発です。最初に、昨日見せてもらった最初の家、きれいでいい物件なのですが、あと一息リンも僕もこれだっというかんじを受けませんでした。そのあと、もう一つの新しい物件を見せてもらいました。景色のいい3ベッドルームプラス地下にアパートがついているものでした。「地下」といっても、丘の中に立てられているようなものなので、ガレージとアパートは同じレベルで、玄関に入るためには階段を上るようになっていました。値段がちょっと我々の予算より高いのと、まわりに余り小学校くらいの子供たちがいるような雰囲気でないのが気になりました。

 最後に昨日のリストからの一軒を見に行きました。けっこう大きな家で、何でこの値段でというような家です。エージェントの話によると、家の前の通りがけっこう交通の激しい通りであることが一番のマイナスみたいでした。この家の裏にあたる地域はけっこう感じがいいのですが、この家はその一部という感じではなく、やはり周りに子供たちがあんまりいっぱいいるという感じではありませんでした。昨日の時点ではリンの第一候補でしたが、2回目に見た感じで二人ともどうかなという感じでした。結局、「偶然」見つけた家(ReaganCircleという通りにあります)が1番今の我々にあっているのではないかという事で、昨日こちらからの最初の提案を出しました。オーナーの値段よりかなり低く出したのでそうなるかがわかりません。でもエージェントが同じ地域で似たような家が過去1年間にどれくらいの値段で売れているかを調べそれをもとにして出したものです。ここまで来ると、後はエージェントに経験と腕に任せるしかないというところです。そんなわけで、そちらの方は今オーナーからの返事を待っているというところです。向こうからの提案が今日中にもあるのではないかと思っています。

 さて、日曜日にこちらに帰ってきたのは10時ごろ。うちのオープンハウスがどうなったかなと気になっていたのですが、エージェントから留守電にすでに一つOfferがあるということでした。そんなわけで、夕べ、エージェントと会い、向こうの提案を説明してもらいました。$144900でだしたのに対して、$144000ということ。でも早くかたが着けば、いつまでも他人がいつ見に来るかわからないで、神経質になっている必要も無いし、全体の値段から見れば900ドルの違いはそんなにたいしたことでもないので、受け入れることにしました。今日にでも正式な契約の書類ができてくるはずです。

 というわけで、現在の家の方は何とか無事に売れました。新しい家のほうもここ2-3日中にはっきり決まってくれるのではないかと思っています。引き続きお祈りください。

 

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