一麦:渡辺家のHP
アトランタ発第103便
2012 5 17
つくばで竜巻が起こったと言うニュースで驚いていましたら、5月半ばなのに北見で吹雪とか、このごろはどうでしょうか。バスの事故、アルプスの遭難、などなど悲しい事故がつづきますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。もっと楽しいニュースをたくさん聞きたいものと、いつも願っています。こちらは、4月から5月にかけて、イースター、新任牧師の就任式など行事が多く、なんとなく忙しい気分で過ごしました。4月には、草にかぶれ、アレルギーの薬で2週間ほどはボーとしてすごしました。その後は調子よく過ごしていましたが、この8日の日曜日は久しぶりに発熱、教会をお休みしました。月曜日には熱もさがったのですが、自分で運転(80キロで一時間ほど)して病院へ行ってきました。やはり、膀胱炎とのこと、抗生物質を出していただきましたが、これは無料で買う?ことができます。パブリックスと言うスーパーのお店で買えば、と言うことなのですが。日本で、マイケル(糖尿病)のためにブドウ糖を買おうと思って薬局に入ったら、これは「無料であげる事になっています」と言われてびっくりしたことがありますが、これも同じ様なことなのかもしれません。
8日の日曜日はちょうど、荒れ模様の日で、頼子など私が「運転しなければ良いな」と思っていたとか、母の日でしたので、子供たちからお花やカードをもらい、静かな一日を過ごしました。102便を書いてから2ヶ月も経ってしまいました。あまり変化の無い生活だったともいえますが、こういう生活が出来ることを感謝しています。気候の変動が激しいためか、毎日変わる雲の美しさ、(あの黒い雲はありがたくないのですが)空の色のおもしろさを眺めながら、四月半ばには帰って来るというハミングバードの帰りが遅いと心配したりしていました。
幸い5月はじめになってかわいい姿を迎えて喜んでいます。以前、「大きい鳥に乗っての長旅」をするらしい、と言う話の真偽のほど、書いたことがありました。一度は「あれは間違いだった」と結論付けたのですが、先日、ふたたび、あれは「インターネットに書いてあった」と言われ、またまた分からなくなっています。どなたか、ご存知だったら教えてください。
実は、先日、勉強会の「創造の不思議」を学ぶところで、種類は違うのですが、アラスカの「ムネアカ千鳥」(体重200グラム)の渡りを学びました。 ハワイまで片道4500キロの海上をノンストップで、88時間、25万回羽ばたきをして飛ぶのだそうです。体重のうち、70グラムが飛行燃料になる脂肪だそうですが、それでは不足で、800キロ手前で燃料切れになる計算だそうです。それを補うのが「空気抵抗を抑え燃料節約になる編隊飛行」だとか。あの小さな頭の中に組み込まれたDNAの不思議を学びました。ハミングバードの「まさか」も何となく信じたくなります。
同じ8日の日曜日、直前になって、あした、デービッドの洗礼式がある、と聞かされ、驚いたり、喜んだりしました。本当は去年の夏にキャンプで受けたかったのだそうです。でも、今年入学するインディアナのテーラー大学のキャンプと重なって実現せず、今年の夏のキャンプで、と計画していたそうなのですが、アトランタに来てからずーとお世話になっていたユースパスターの先生が、テネシーに移られることが分かって急遽、先生の最後の日にと言う事になったのだそうです。洗礼式は中高生クラスとしてのもので、いろいろ考えさせられるところがありました。特に、中学生の若い子供たちが、真剣な表情で先輩たちの洗礼式を眺めている姿に感動しました。この教会の青少年に対する指導と行き届いたプログラムには、ただただ尊敬の一語です。日曜日のクラスは勿論ですが、あいだでも、さまざまな楽しい計画、楽しい行事があり、週の途中で本人宛のはがきまで、度々届いていました。楽しいミニキャンプ?も度々ありました。本当に「お世話になりました」と言いたいような、うれしい一日でした。
この先生はテネシーへ行かれるのですが、デービッドはテーラー大学に入ってからの夏休みには先生のところで過ごす約束が出来ているとか。ちなみにテーラー大学は、両親の母校でもありますが、「おごし」の曾おじいさんが学んだ学校でもあるわけです。それにしても、若い時に、尊敬できる先生と出会うことが出来たのは、神様の幸いなお恵みだったと思います。考えてみると、マイケルも、問題があるといわれる公立の学校にありながら、教会の音楽リーダーもされていると言うすばらしい先生と出会い、卒業後も休みで帰ってきては先生や学校に係わることを楽しめる、と言うのも感謝なことだと思います。デービッドの卒業式も一週間後に迫りました。昨日は卒業式に着るスーツが出来てきて、着て見せてくれました。またマイケルの時と同じ様に、私が借りている大きな教会で卒業式が行われます。今度は、夜でなく午後だそうです。いくつかの学校がここを借りるのだそうです。前日にはインディアナ州からリンのお母さんと妹のダイアナ、そしていとこのエディーが出席するためにこられます。どこの家庭も同じ様ですから、卒業式は大人数になるわけです。私たち日本人には、「高校」の卒業をなぜコンナに騒ぐのか、と不思議に思えるのですが、これは社会が違うのですね。
先週、マイケルがジョージア大学から帰ってきて、今は家族全員顔をそろえていますが、この夏休みは、みんなそれぞれに計画がつまっていて、スケジュール表はカラフルな線でいっぱいです。マイケルは来週早々から一ヶ月くらい、ジョージア北部のキャンプでカウンセラーをするためでかける様です。忠信は日本、韓国、ニューヨーク、シカゴへ。六月半ばから7月末までほとんど留守。デービッドもカリフォルニアのキャンプがあるようですが、6月末にはオリエンテーションでインディアナへ、その後は8月の入寮まで(もう寮は決まっています)教会と友達と、と忙しそうです。リンはケネソー大学のESLで二日クラスで教え、一日は、ボランティアで奉仕、更に、8月から自分も、大学院の生徒になって、統計学を勉強するとの事で忙しそうです。それぞれが動き出す前にと言うことだと思いますが、我が家のプールまわりにペンキをぬる準備も進められている様ですがこれはお天気待ちでしょう。まもなくプール開きになることでしょう。
と言うわけで、私も?頼子と圭三さんが日本へ行っている間、あちらの家に泊まりこんで、向こうのお友達と会ったり、買い物に出かけたりの生活を楽しむつもりでいます。その間に3日ほど、集中勉強会を開きます。ある方は「スリーピングバッグを持っていく」と泊り込む予定でおられます。ミニキャンプみたい、と帰りの時間を気にしないでお交わりが出来ることを楽しみにしている様で、私もどうなることかと楽しみにしています。
ウェストミンスター教会のキャンプも7月の末に決まっています。去年私は入院騒ぎで欠席し、多くの方から、今年こそお目にかかりたい、と声をかけていただいています。今年は何とか出席したいと思っていますが、真夏のキャンプ場での三日、集会や食堂への移動などが、正直、つらく感じられるので、今年を「最後」にするつもりで参加する事になるでしょう。体調を万全にしてと思っています。
あいかわらず、取りとめの無いおしゃべりでした。皆様の上に神様の豊かなお守りとご祝福がある様にお祈りしています。お元気で。
郁子