一麦:渡辺家のHP

アトランタ発第105便

                                                                                                           2012   105

木の葉も色づきはじめて、季節が変わるのが見えるような今日この頃です。

災害復興の様子も気になってニュースなど注意してみていますが、なかなか思う様に進んでいるようには見えず、もう今度はまた寒さが心配になるのではないかと心が痛みます。今月は勉強会のメンバーのお一人がクラッシュジャパンに協力するとかで、チームの一人として出かけていかれました。日本に行ってからの予定がまるでわからないけど、もしかしたら、気仙沼に行くかもしれないといわれ、もしも、もしも、行かれたら、とお願いしてキングスガーデンの菊池郁子さんに手紙を持って行ってもらいました。その知美さんも、ぜひ、先生方にお目にかかりたい、と言っていたのですが、結局、代々木?のホームレス事業の助けをしたあと、仙台にはいり、気仙沼を訪ねる事が出来なかったと帰って来ました。どこをどう動いたのか良く分かりませんが残念でした。

でも、被災地の様子をいくらかは見てきたのだと思いますので、そのうち、詳しく話を聞きたいと思っています。

暑さもひと段落した八月末、100便に書いた加代ちゃんと41年ぶりに再会する事が出来ました。十七才くらいだった女の子がすっかり立派なレディーになって娘の幸香ちゃんと一緒に目の前に立ったときは、本当に夢の様でした。

忠信とリン、そして頼子と圭三さん、みんなで会食をし、楽しい時間を過ごしました。そのあと、頼子が、「今まで誰だかわからなかった」と言う写真を見たり、誰かに髪をカールにしてもらった「記憶の謎」がとけたり、忠信が遊びに行く時、お天気なのに「球拾いのために」長靴をぶら下げて出かけたことなど、

 忘れていたような事が浮かびあがって来ました。昨年の12月に、ふと私の名前でインターネットに打ち込んでみたところ、ホームページが見つかったとの事でした。やっと、見つけてもらって、来年の秋、帰国の時には会えるかなと思っていましたが、こんなに早く、たずねてきてもらって、感謝しています。幸ちゃんとも翌日一緒に観光する中でいろいろお話する事ができ、素敵な孫が与えられたみたいでうれしく思っています。

秋になって、勉強会もスタートしましたが、先日、畑で取れたルバーブをみんなにお分けしようと思って持って行きましたところ、次の時に、悦子さんと言う方が「世界で一番おいしい」と言うルバーブのパイを焼いてきてくださいました。話に聞いていたのですが、初めていただきましたが本当においしかったです。お勉強のあとのひと時は、とても楽しい時間です。

15,16日には、恒例のジャパン・フェスタが開かれました。今年は頼子が忙しく仕事でしたので、私は一人で出かけました。まわりの何人もの方が日本舞踊をしていて、先生の佳子さんはもちろん、生徒さんたちも出演するので、見せてもらいました。また、他のところではめったに見られない「いけばなの展示」会場、とか「盆栽」のコーナーもあって楽しませてもらいました。「着物を着て場内を散策」と言うアメリカ人に喜ばれる「着物を着せてあげる」コーナーもあり、着物姿もたくさん見られました。これまでは、いかにもひどく見るに耐えない着物姿に悲しい思いをしていましたが、今年はちゃんと着せてあげていましたので、そんな姿はなくなりました。でも、トイレの鏡の前で、崩れてしまった着物をどうして良いかわからないで、困っていたお嬢さんを助けてあげると言う場面もありました。うれしそうにサンキューと言って出て行った笑顔を思い出します。たくさんのレストランが店をだし、聖学院や診療所までが宣伝のコーナーを出していますし、弓道、空手もあり、銀座通りと名づけたコーナーでは「わたあめ」、「ヨーヨー」、「金魚すくい」までありました。

いけばなのコーナーは「一葉流?」が中心みたいでした。世話人と思われる方と少しお話をしたのですが、アトランタから2時間ほど南の桜の名所メーコンの方でした。来年の桜のときには是非おいでくださいと言っていただき、実現できれば楽しいだろうなと思っています。

お稽古にもさそわれましたが、私は今の生活で手一杯なので、お断りしましたが、展覧会の案内状は送っていただくように頼んで来ました。何か自分でも良く分からないのですが、きちんと「いけられたお花」に飢えているような感じを覚えます。涼しくなって、畑の手入れも本格的に始めようとしていましたが、アトランタは今年、他の所は旱魃だと言われているのに、よく雨が降ります。今日も、三日ほど降ったりやんだりの日が続いてた後の「曇り空」でしたが、花壇の整理をする事が出来ました。二時間ほどで、そろそろ切り上げようとしていたところに、トルネード警報のサイレンがなりだし、急いでおしまいにしました。あしたも、同じような天気らしいので、畑のほうをやりたいと思っています。とにかく、夏の後片付けです。そのあと、球根をうえたり、大根を蒔いたりと、楽しく考えています。

 畑仕事が少し遅れたもう一つの理由は、この秋から又一つ新しいクラスをはじめてちょっと忙しかったからです。今まで月に2回の勉強会をしていましたが、その他に、毎週土曜日の朝、小さい、バイブル・スタディーのクラスをはじめました。私は全然知らなかったのですが、チック・フィレと言うファスト・フッドの店の中でバイブルスタディーが出来る事が分かったのです。社長さんのお考えだそうで、どこの店でも、あちらこちらで小さいクラスをやっています。いろいろ行き届いてサービスもしてくれますし、何かと気持ちよくゆっくりさせてもらえます。先日は早朝7時頃からの男性のグループが終わったところで、そのコーナーを使いました。私たちは、9時半頃からモーニングのセットかコーヒーを取ってお昼頃までの予定です。はじめの時間には、短歌の勉強です。詩を考えたり、美しい日本語に触れることを目指して「うたの学び」と言う事です。一麦教会時代に、信仰生活のカルタをつくりましたが、もういちど、それを用いながら、今度は、「創造論の勉強カルタ」に取り組んでみたいと思っています。

そのあと、皆さんの希望を聞いて聖書の勉強を進めたいと思っていますが、まずは、クリスマスに向けて、聖書の「預言と成就」の勉強をすることになりました。少人数と言うこともあり、皆さんの心にたまっていた質問もいろいろ出てくるので、私にとっても、新鮮な勉強が出来てうれしく思っています。

また、104便でもちょっと触れましたが、10月最後の週末にはサウス・キャロライナのビューフォートへ「ミニ観光と伝道応援ツアー」で出かけます。

今回は、ジョージア州の東の端で、世界でただ一つ、「町並み自体が世界遺産」だと言うサバンナを見物、その次の日にビューフォートの小さいグループの応援に行きます。サバンナは大西洋に面した観光地で海岸にはシーフードのお店が並んでいます。アメリカで2番目に大きなステンドグラスが見られる教会がある事が分かりました。ビューフォートも大西洋の沿岸にある空軍の基地があるところです。集まりのメンバーは八名、現在は体調の具合で二名がお休みをしているので、出席者は全員で六名です。こちらからは五人で行きます。私の車は七人のりですから、ゆったりです。運転を引き受けてくださる真知子さん、そして、昨年、キーウェストのツアーにも言ったエミさん、その前のシンシナティーの「創造論博物館ツアー」にご一緒した幸子さん、そして初めてご一緒に旅をする節子さんと私です。全員もうご主人がいらっしゃいませんし、孫を持つおばあちゃんです。一人では出来ないことですが、グループで動く事によってこんなことも出来るのを感謝しています。皆様も楽しい秋をお過ごしください。ご祝福をお祈りいたします。    

郁子 

郁子へメールを送る

アトランタアドベンチャーに戻る

日本語玄関に戻る