一麦:渡辺家のHP
アトランタ発第111便
2014.1.25〜2月16日
新春のお喜び申し上げます。
昨年の11月から帰国しておりまして、時期はずれのご挨拶になりました。
今回の帰国は2ヵ月半、61名の方と個人的にお交わりの時をあたえられましたが、残念ながら予定していたのに会えなかった方、時間が作れたら伺いたかった方々も多く残し、残念な思いと共に、失礼してしまったことをお詫びしたいと思います。お電話だけでもと思っていたところにそれもできませんでした。
しかし、目一杯のスケジュールでしたが、殆ど予定通りに回る事が出来ました。いまさらながら「新幹線の威力」を思い知らされました。ただ年末から風邪を引いて、一週間ほど日本で「寝正月」を味わって来ました。元旦でも当番の病院で診察を受ける事が出来る、日本の有りがたさも感激でした。この間、軽井沢方面で3つのところにうかがうための2日だけキャンセルさせていただきました。大変ざんねんでしたが、次回を楽しみにしています。また被害のあった大島は大変気になっていたのですが、祈っていましたが、今回はご遠慮させていただくことにしました。次回、すこしでも復興の町を見たいと願っています。
7日からの最後の予定を前に、5日には体力も回復し、足慣らしに出かけたところで(京王プラザホテルの中で)つまずいて転び、左ひざを打ち、整形外科の病院に飛び込みました。幸いレントゲン検査の結果、先生に「骨は大丈夫」
と保証していただきましたので、かわいらしい杖を新調し(これから必要になるかもと思い)翌朝は階段の少ない駅を選び、タクシーを利用して出かけました。16日の帰国も妹たちに助けられ、疲れることも無く帰る事が出来ました。
多くの方々のお世話になりました。ご愛の数々、もったいないほどのご親切をいただき深く感謝しています。
帰りましてから、アトランタには2回も特別な寒波がやってきて、町中が凍結状態ですべてがお休みと言う経験をしました。アトランタは坂が多いので道路が凍結すると全く動けなくなります。まさに冬篭りです。これで終りかなと思いますが、まだ分かりません。
先週から、血圧があがり、少し静かにするように心がけております。
きっと春と共に落ち着くのではないかと思います。
下記は旅行中の記録のために書きとめたものでお恥ずかしいような作品ですが、旅の様子をいくらかでもお伝えできればとつけてみました。
(2013年11月12日〜2014年1月16日までの日本旅行)
12日 主のみ手と友の祈りに支えられ ふた月の旅 今踏みいだす
13日 ふた年の時の流れを覚えつつ 成田に見るは妹の顔
14日 早々と築地を味わい歌舞伎座の一幕上演夢のごとなり
(東京)早速に予約の歯医者に顔を出し 一時帰国の目的を覚ゆ
15日 早朝に大病院の番を待つ 眼科の前に待つ人多し
病院の書類の束を届け終え 第一の目的果たしホットす
16日 住み慣れし愛川訪れひと時を 義妹の愛する草花に挨拶
17日 朝まだきバスにゆられて土浦へ 四年を過ぎし月日を数う
(土浦)暖かい思い忘れず駅に待つ 懐かしい夫婦の健やかを喜ぶ
(我孫子)先輩の召されし後に残されし 家族を訪ね我孫子の地を踏む
18日 愛用の障碍のタクシー準備して 出迎えくれし先輩の愛
(銚子)高きより はるかに眺める水平線 地球の丸きを思わせられる
19日 高速のバスから眺める故郷?信州 明け行く景色に若き日思う
(長野)教会の姉妹ら伴い 友の顔、秋の景色と素晴らしい交わり
20日 み言葉を共に味わう婦人会 共に喜ぶ御神の恩寵
(新潟)久々に見舞いし老師老いぬれど、「93歳!」と大きな声聞く
21日 災害の跡もあちこち 見られども 美しい仙台思いて歩く
(仙台)災害の復興願う人々の 意気込み見える仙台の駅
22日 家、家族流されたと言う隣席の話を聞きつつ石巻につく
(石巻〜気仙沼)
復興の手立てになれと立てられし 作業場に見るささやかな希望
タクシーの運転しつつ語られる悲しき体験 心に残る
土砂の山、瓦礫の山に息をのむ 復興までの遠きを思う
23日 あかり無き暗い駅舎を後にして向かうは青森 60年を思う
(青森)愛師らと共に開拓いそしみし 青森教会60才なり
忠実な主の僕たる友たちと まみえる喜び言葉もあらず
かつての日 共に労せし友たちと園舎の跡を訪ねて偲ぶ
懐かしい白鳥見えて喜べど 病気恐れて「えさやり禁止」
24日 礼拝に老友見れば去りゆきし 誰かれ思いて指折り数う
礼拝の後には協力 雪囲い 間近に迫る備えを見るなり
主に仕う若き姉妹の運転で 昔日歩みし町並みを行く
支えられ重き障害乗り越えて 今も輝く姉妹を喜ぶ
新しき、若い牧師を与えられ 将来楽しく思えるを謝す
25日 おとなしくホームの部屋にただ一人 病む友見れば心の痛む
あの頃の一人の幼子 牧するは 我らの喜ぶ可愛い教会
教会を 離れて久しい友訪ね 交わり回復、今離れ難し
26日 早起きし列車に乗りて待ち合わせ 4時間あまりの会う瀬を感謝す
(八戸)その信仰 今祝された天恵ぶどう(パンやさん)
逞しく育つ子らを喜ぶ
計らずも休養のときを与えられ 紅葉匂う高原教会
27日 み言葉(聖書)を語る時間を与えられ 共に味わうみ神の平安
(那須)それぞれの心の悩み ときほぐす 主の十字架の力を崇める
28日 兄弟で顔合わせ得る幸せに 召されし家族の記念を行う
(迫) 皆老いて先の分からぬ者同士 ただ行く先は一つと願う
29日 カキを食べ 船旅楽しく満足し あの日を思えば悪夢と思う
(松島)流されし瓦礫の塊りありし海 今穏やかに戻るを喜ぶ
30日 つかの間も惜しんで予約入れられて すっかりおなじみ歯医者の先生
1日 大山の豆腐(料理)を縁に結ばれし、友を伴い 中野の礼拝
(東京)久方にまみえし家族健やかに 奉仕の姿うれしく眺む
2日 ドアを開け一足入れば別世界 福音書店が待ち合わせ場所
3日 小分けして旅の先行く宅急便 老人旅行おおいに助かる
4日 成田にて 息子の出張迎えれば、迎える言葉に戸惑い覚ゆ
5日 つなぎ宿 一夜の宿の面白さ いずれにしても我ら旅人
6日 うきうきと心は16、バレー部員 2年に一度のシンデレラ気分
7日 回り道 新宿散歩楽しみて
なじみの店(うなぎや)の消えたるを見る
8日 先立ちし友を思いて懐かしき 松見が丘の教会に行く
(町田)いそがしや積もる話とご馳走に 時計見ながら口を動かす
午後3時「一麦家族」集まれば 時の流れが戻るがごとし
子供らの成長眺め一同が 目を細めおる 「様」こそ嬉しく
9日 出発前 病院廻りの忙しさ 異なる処方に慣れきれぬまま
10日 6時発つ「ひかり」にかけ込みほっとするいよいよ始まる2週間の旅
(岐阜)岐阜からの楽しき旅は川ととも、様々に変化し高山に着く
(名古屋)お別れを惜しみて駅でランチする 次は何時とは言えぬ年なり
12日 窓の外、紅葉、変りて雪景色 岡山出発松江に向かう
(岡山~松江)宍道湖をゆったりバスで一回り 友と味わうひと時の恵み
13日 近道を願いて乗りしバス路線 下ろされたるは 雪降る山道
(広島三次)山中の小さい温泉 心地よく み神の配慮ただただ感謝
14日 不思議なる摂理のみ手に導かれ 牧師となりし器を感謝
(広島東城)遥かなるアメリカの地で祈りおる
師を思いつつドライブを楽しむ
15日 この教会、愛して逝きし友思い、み言葉語れば 笑顔が浮かぶ
(福山)亡き友に導き受けしと聞かされて 友の声聞く「我はただ土」
16日 逞しく成長とげし子供らの 写真嬉しく近況を聞く
(博多)グラハムの大会運営委員長 友の重責 はるかに祈らん
孫のごと 親しみし子も母となり 尊きいのち委ねられおる
何よりも何よりも先ず求むるは 御神の祝福、豊かな憐れみ
17日〜18日 主にありて 同じ思いに結ばれて
(日田~別府) ここに友あり有り難きかな
み言葉を共に味わい感謝する 語りて互いの重荷を分かつ
19日 4時半に門が開くと聞かされて 早朝に向かうフェリーの港
(宇和島)明らみて水平線に顔を出す 飽きずに眺めむる日の出の瞬間
乗り継いで無事到着の朝祷会、各地のニュースに心を合す
20日 祈りつつトラクト配布続けらる ぼちぼち集まる人や尊し
21日 新しき地に赴きし兄姉らと 百年教会の歴史を思う
(坂出)久しぶり チラシの配布に伴えば 伝道の思いうちに湧くなり
22日 新しい顔見えたりと教会の 喜ぶ姿 続くを祈る
23日 懐かしい笑顔の並ぶ改札口 主に有る家族の再会うれし
(神戸)歩行器?の助けあればと母上の 元気な姿に喜び覚ゆ
24日 久々に妹と二人のクリスマス ディナーの味も格別なりき
(東京)過ぎし日のあれこれ思い感無量 わが生涯を貫く恵み
25日 美しい「富士の絶景」眺むれば 創造主の愛 身に迫り来る
(三島)ギデオンの奉仕に励む兄姉らの 話を喜ぶ おでん食べつつ
26日 「ロマンスカー」乗ったとたんに悪寒くる 先ず訪ねしは箱根の病院
(箱根)主の恵み、熱も遠慮かおさまりて 楽しく過ごす再会の夜
27日 懐かしの箱根の買い物ひとめぐり 次回はどこか?としばしの別れ
28日 「もう一度」「ゆっくり時間を」願われて 心の触れる時を楽しむ
(町田)祈り合う互いの近況つまびらに 聞きては仰ぐみ神のみ顔
29日 近辺の変化をあちこち感じつつ 再び訪ぬる愛川の町
(愛川)名古屋からまだドライブで大丈夫 義妹の若さ有り難く思う
30日 買出しの友伴いし妹と 京王デパートのランチを楽しむ
(東京)賑わいの「年末の市」久しぶり 日本の正月楽しく眺む
31日〜1月5日 風邪ひきて元旦からの休養日「保健」を喜び病院通い
6日 癒されてもう大丈夫と出た先で 転んで知った油断大敵
7日 杖ついて タクシー利用で新幹線 「骨は無事」との恵みを思う
(大阪)主にあれば ひと言の紹介充分で わが子のごとし同労の友
8日 「レールパス」感謝しながら広島へ 「ランチ」の交わり4時間の訪問
(広島)ひとまわり 小さくなりしか苦労する 姉妹の話を祈りつつ聞く
9日 導かれこの地の生活あれこれと 語る姉妹の幸せ祈る
(高松)正月の「スペシャル献立」見出して ささやかに祝う新年の喜び
10日 わが青春宣教師仲間と共なりき 今尋ね合う彼らの近況
大勢がすでに御国に帰りたり 病みおる誰かれ覚えて祈る
11日 つかの間に観光バスで夜景見る 歴史の流れ新しい発見
(京都)美しい京のお料理前にして 尊き「忍耐」話は尽きず
(名古屋)もう一度 会う事が出来た喜びは
「ひつまぶし」になり誕生祝い
12日 隣国の日本のために仕えらる 異国の器の情熱を謝す
(清水)この群に溶け込み育つ愛姉妹 主に守られて幸せに見ゆ
13日 待ちおりし連絡ありて感謝する 試練の中で戦う娘
(東京)しっかりと御手にすがりて歩むべく 願う思いを如何に伝えん
14日 スーツケース 詰めたり出したり大騒ぎ 23キロ制限に苦労す
15日 この日だけ 自由を決めて一人旅 大山辺りを一人ぶらぶら
(大山)先代は亡くなりましたと若女将 見送りうけて温泉あとにす
16日 のびのびし誕生祝い兼ねるとの 姉妹の見送り 感謝して受く
(帰途)守られて今帰りつくアトランタ 新しき年を スタートするなり
79才の年、悔いの無い毎日を歩みたいと思います。どうぞよろしく。