一麦:渡辺家のHP

 

アトランタ発第112便

2014.3.18

早いものでもう3月半ばをすぎ、アトランタでは桜が咲き出しています。

先便は帰国の挨拶だけで一部の方にはお送りしないで失礼しました。ホームページには載せてあります。2月は2回の寒波来襲で34日ずつ、一週間の間をおいて2回も冬篭りをしました。買い置きの食料を整理してみんながひっそり息を詰めるような毎日でした。最初の日は急激に温度が下がって道路が凍結したために、いろいろ大変な騒ぎでした。スクールバスが途中で動けなくなったり、あちらこちらで事故が多発、友達の話では、消防署に勤めている息子さんは18回?出動とかで大忙しだったそうです。救急も兼ねているので、すべり落ちた車から運転手を引き揚げたりする仕事もあったとか。圭三さんは普段1時間半ほどの会社から、お昼の12時半に帰途についたのに、帰りついたのは明け方の3時。途中ガソリンを補給したり、パンを買い込んだりしたそうです。

日本も大雪で大変でしたね。甲府の災害のニュースでは、いつもお世話になっているぶどう園の事が案じられました。日本の大雪はお天気が良くなった後も大変ですが、アトランタでは気温さえ上がれば次の日には何事も無かったようになるところが違いますね。

私はその2回目の寒波の終り頃から、血圧が高くなってしまい、しばらくおとなしくしていなければなりませんでした。気分は悪くないのですが、上が250180と言う数値で、薬の使い方をあれこれ、先生と相談しながら過ごしました。ところが34日を境に、特別なことは何も変えていないのに、全体が下がりました。最高でも170くらいで110の時もあります。初めは一日だけかと思いましたが、そのまま、2週間になりますが、安定しています。何だか狐につままれた様な気分ですが、とにかく、元気にしていただいて感謝しています。

また、日本から、足を怪我して帰りましたので、ご心配いただいていますが、3月始め頃から杖は要らなくなりました。血圧のために「プレッシャー」(すごい圧力のかかる)ソックス?とか言う、ももの上までの靴下をはかされていますが、怪我をしたひざ下にポコンとしたこぶがそのままで、立ったり座ったりの時だけ多少の痛みがあり、厄介なだけになっています。このソックスは大変血圧のためといわれましたが、他にも効果があるらしく、ひどいむくみにいつも悩まされていましたが、日中、はいているだけで、むくみは完全に取れています。ただし、これをはくことは大変な力が要ることで、「そのために血圧が高くなりそうだ」と言って笑われましたが、看護婦さんの話では、何と、この靴下を履くための道具?もあるそうです。(詳しくは聞かなかったのですが)あれやこれやで、何も出来ないうちに春になりました。

さて今年は・・・どんな年になるのかと思いますが、とりあえず、今までの勉強会を終わりにしてのんびりしています。教会も、ウェストミンスターの日本人教会へは、月に一回だけ行く事にして、ほかは忠信たちが行っている教会へ連れて行ってもらっています。2回ほどは頼子のところに週末から泊まっていましたので、頼子たちの教会へ行きました。二つともアメリカ人の教会ですが、どちらも、とても良い教会だと思います。お話がどのくらい理解出来るかと聞かれますが、粗筋くらい、と言うところかと思います。説教部分は組み立てから流れまで殆ど分かりますので、素晴らしいと思い、もっと細部まで理解したいので、自分のアイパッドに、いつでも繰り返して見られるようにセットしてもらってあります。情けないのは、導入の部分と言いますか、ジョークをはさんだりしての砕けたところがつかめない事、それに大きな桁の数字が、次々出て来る時は全くお手上げです。でも、まあ、それはお友達に聞いても、多くの方が同意なさるところなので、あきらめています。

日本人の方々との個人的なお付き合いと言う点では、毎週お顔を見ることはできなくても、あまり変わりはありません。体調が快復してきたので、畑仕事もぼちぼちはじめましたが、今年のひどい寒さ、最高では零下19度(C)を記録したと言いますが、大きな鉢に植えてあった木ものが大分やられてしまいました。日本から種をいただいて大切にして来た「ろうばい」も、今年は花が咲いて喜んでいたのですが、駄目になったかもしれません。まだあきらめられないで様子を見ていますが、他にも大きなものが大分かれてしまいました。

チュリップもフリージアのも沢山、球根を植えたのですが、全部凍って解けてしまいました。かえって古いものは根が出ていたせいでしょうか、生き残ったものが次々芽を出して、楽しませてくれています。この12日からは、結構毎日お客様でした。12日には二人の友達がこられ、ご一緒にHマーケットまで出かけ、買い物とランチを。お餅がお好きな恵美子さんなので、前日からもち米を漬けておき、餅つき機でお餅をつきました。出来たてのもちに納豆を絡めて食べたのですが、たいそう喜ばれました。次の13日は三人の方が来てくださり、我が家で「学びの一時」をもちました。この時、私が三島の湯山さんからいただいてきた印刷物が、いらしていた西本幸子さんの教会に係わるものだったので、お見せしました所、何とその中に、五才だった幸子さんが写っているものだったので、お互いに大変驚きました。14日には、日本からビザが取れて帰ってきた智加ちゃんが、遊びに来てくださいました。初めて教会に連れて行ったのはもう5年も前になるかと思います。結婚して、将来のこともしっかり考えている娘のようなお客様で楽しい一日でした。15日には頼子と一緒に、頼子のお友達ひとみさんのお誕生祝いをし、翌日はあちらの礼拝に出ました。そして昨日17日には、この前、日本行きの飛行機の中で、隣り合わせになった西口裕子さんと待ち合わせをして楽しい時を持つ事が出来ました。何と、1958年私たちの結婚した名古屋の一麦教会で、お祖父様(西原茂二さん)のお葬式があって、その時の教会の中の様子、ストーブがあったこと、裏庭が広かったことなど覚えていらっしゃると言うことで、古いアルバムを持ってお会いしました。裕子さんも虫眼鏡を持ってきてくださいました。一生懸命、禿げていたから・・・とおっしゃってお祖父様をさがして見て下さったのですが、はっきり確認することは出来ませんでした。でも、お祖母様や。その他のお知り合いもいた筈だ、と言う事で、昔懐かしいお話が出来ました。裕子さんは331日に日本に引き揚げられると言うことで、その前にお会いできて本当に感謝でした。

今日18日もこれから、お友達マコさんのお誕生祝で出かけます。マコさんは沖縄の方ですが、大変親しくいろいろお世話になっています。日本食が食べられそうなお店が新しくオープンしたとの事、早速の偵察も兼ねています。こうして日本人同士でお交わりが出来ることは本当に幸せなことです。いろんな方から、あちらにも、こちらにも、まったくの一人ぼっちで、毎日ぼんやり暮らしている方がいらっしゃると聞いています。

今年の仕事として、今までの勉強会と違って「集まる」事が困難な人のことも考えて、力不足を案じながらですが、新しくブログを開きました。まだ手探り状態ですが、近くの方とは月に一度ほど集まりながら、全体としては、広い交わりになれば良いがと思っています。

私にとって、「新しいもの」は、苦手中の苦手なのですが、どうぞお祈りください。なんとか、前向きにがんばってみようと思っています。

アトランタ便の方は、ますます間があきそうですが、いただいたお手紙にはお返事を書く様に変えていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

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