一麦:渡辺家のHP
アトランタ発第113便 2014・6・4
112便を読み返してみましたら、寒い寒い冬の便りでした。間があいて今度は6月の夏便りとなりました。日本も、世界も、次々に大変な事が続いているこの頃ですが、皆様の周りはいかがでしょうか。私の方は、春先に感じていたより体調もよくなり、楽しくやっております。畑も一時はもう無理かと思ったほどですが、加減しつつ楽しんでいます。
昨年、秋に蒔くべきえんどう豆を蒔かないで日本へ行ってしまい、帰ってきてから、何とかしようと思い、芽を出す前に冷蔵庫で「冬体験」をさせてやっと3本の苗を作りました。それがやっと実をつけはじめ、毎日、少しづつ食べられる様になりました。何だか格別な味がしています。ほかにも、春菊、三つ葉、せり、京菜、など毎朝摘むのが楽しみです。トマト、なす、キウリも伸びていますし、今年は、柿、桃、梨も沢山実をつけています。食べられるまでになるかどうか分かりませんが。
4月に牧実と恒義さんが、アトランタに出て来た帰りに、乗せてもらって、フロリダ・オーランドまで行ってきました。途中、サウスキャロライナの集まりを訪問しながら3泊してフロリダに着きました。(ブログの方に書きました)
オーランドでの一つの目的は、私たちの学校の創立者ホーク先生の奥様のお見舞いでした。金曜日に着き、日曜日は、牧実たちが行っているアメリカ人の教会でイースターの礼拝を守り、月曜日の朝、早く出発しました。ミセスのいらっしゃるフォートマイヤーまで4時間かかりますので、6時半に出かけました。だんだんに、周りの景色が変っていき、やしの木でしょうか、背の高いた木の並木道を延々と走りました。お約束の時間より少し早くつきましたが、ミセスは思ったより、大変お元気そうで嬉しく思いました。学校をおつくりになって、学長と呼ばれるようになられましたが、私たちは、その前、「ホークさん」として日本に来られたばかりの頃から、「軽井沢生活」を「お隣さん」として近くで暮らしていましたので、懐かしい話が尽きませんでした。
その翌日からは、朝、オーランド日本人教会の高岡先生が迎えに来てくださり、久しぶりに、(一年ぶりですが)教会の御奉仕でした。集会でお話をさせて頂きお昼をご一緒にしてから私が泊めていただく伸江さんのお宅に移動しましたが、今回も、前回同様、玲子さんと言う方は私と「全行程参加」と言うわけで同行。また、今回は、丁度次の日、ニューヨークに引っ越して行くという、若い綾香さんが最後の夜、私と一緒に泊まる事になっており、更に、夕食だけでも一緒に、と言う方々もご参加くださって、夕食から9時過ぎまで、いろいろと信仰生活についての学びの時となりました。綾香さんはディズニー・ワールドで働いておられたのですが、今度、ニューヨークのお仕事に変わられるところでした。洗礼を受ける決心をされたのですが、移転が決っていますので、ニューヨークの教会でと言う事でした。いろいろな意味で「新しい出発」前夜だったわけです。翌日も、お昼の食事時には、いろいろな方が参加され、食事のあとには、ちょっとした学びの時間を持ち、夕方には、ニューヨークまで汽車?で行かれるという綾香さんを見送るために、アムトラックの駅まで出かけました。ニューヨークまで24時間の旅ですが、あちらの日本人教会の先生が迎えに出てくださるそうで、みんなでご前途の祝福を祈りました。
翌日は高岡先生のお宅で開かれている、子育てママたちの勉強会、難しい時代の中で、幸いな子育てをなさる事が出来る様に願っての学びでした。その日はカレーライスのお昼を頂いてから武田家まで送っていただいたのですが、翌日も少し離れたところにお住まいの美子さんのお宅で勉強会があり、お迎えに来て下さるというので、伺う事になりました。湖のほとりに立つ素敵なお住まいで、二人のお子さんにもお会いする事が出来ました。ここではテキストを使っての学びがされていましたが、今回は特別、と言う事になり、新しくお知り合いになった方たちと楽しい学びの時を持ちました。
土曜日になって、牧実たちの生活圏ともいうのでしょうか、近くにあるお店などに連れて行ってもらいました。わりに近くに何でもある便利なところの様です。なにより、長女のゆかりちゃんの家とは2,3分と言う距離で、ゆかりちゃんたちがまめに係わってくれているのを見て、安心、感謝したことでした。次の日曜日、牧実たちも日本人教会の礼拝に出席するというので、一緒に参加しました。ここで、殆どの方とは、お別れのご挨拶をしたのですが、翌日もう一度、伊藤さんと言う方のお宅で、夕食に招いて頂いてお交わりの機会を与えていただきました。奥様は日本語のお上手な韓国の方です。その事を耳にした、美子さん、博美さん、そしてその日の礼拝にふらっと出席された信徒伝道者とおっしゃる三尾さんと言う方まで、「是非是非」と参加され、にぎやかな集まりになりました。一期一会と言いますが、広いアメリカで、こうしてお会い出きる方々の事を思うと、神様の摂理の中で「与えられる出会い」だと思わされます。
翌日はディズニー・タウン?と言うディズニーの隣に有る面白そうなところに案内してもらいましたが、駐車場の混雑を見て、又暑い中、歩く事ができないので、建物を眺めて戻りました。何時か行けるかも知れません。
夕食は、最後の夜になりましたが、武田家のみんな(ゆかりちゃん一家も)と一緒に手巻きずしを頂きました。そのお刺身は、日曜日に、新鮮なお刺身を入手できる、と言う新しい情報を頂いて、帰りに買ってきたものでした。そこは、大きいストアにも下ろしているところらしく、これからも多いに楽しめそうだと二人とも喜んでいました。
最後の日は、飛行機の時間が夜でしたので、昼間の時間に、ちょっとした商店が並ぶダウンタウンの散策を楽しませてもらいました。面白い「ベーコンのチョコレートまき?」みたいなものがあると聞いて、ぶらぶら捜しながら歩きましたが、珍しい南国の植物やそこらじゅうに遊んでいるリスたちも楽しく見物させてもらいました。
さて、その晩の飛行機ですが、飛行場まで送ってもらって、予約してあった車椅子で、ゲートまで着いて間もなく、天候が悪くなり、飛行場は1時間閉鎖されてしまいました。始めは「遅れる」といわれましたが、そのうち、この飛行機は欠航と決ってしまいました。しかし、車椅子を押してくれていた職員が他の飛行機に乗れるといって切符を新しくして来てくれました。しかし、時間などはわからないと言います。どうやら、どこかから戻って来る飛行機を臨時に飛ばす模様です。欠航が決ってからの飛行場、しばらくは何のニュースもなし。そのうち、ひょうきんな声がマイクからおしゃべりをするようになりました。沈みがちな人たち、疲れてぼんやりしている人たちを笑わせようとしたのかもしれません。でも、これは私にとって、最も「聞き取りにくい英語」なのです。いろいろありましたが、結局、真夜中の最終便に振り分けられて、無事アトランタにつきました。車椅子でなく、自分で歩かなければならなかったら、迷子になったところでした。忠信はシカゴに行っていて留守ですし、リンは足を骨折し車椅子の生活をしているので、お友達に迎えを頼んであったのですが、欠航がきまり、予定が立たないと言われた時に、お断りの連絡を入れてもらい、頼子と圭三さんに迎えに来てもらいました。さて、アトランタには着きましたが、そこから、自宅まで帰る足が無く、結局、孫のマイケルがアセンズの大学の寮から戻ってきて、2日後に迎えに来てくれるまで松井家で待ったわけです。オーランドからアトランタは飛行機では一時間半、予定では30日、武田家を出てから5時間半の夜9時頃帰宅できる筈でしたが、何と5月2日の夜10時半やっと帰宅できたわけです。大変なことでしたが、守られて感謝しています。
8日9日はマイケルの卒業式でした。インディアナからリンのお母さんがデービッドと一緒に来られました。リンはまだギブスのままでしたが、全員で参加。始めの日は音楽の学部の式で、2日目はサッカーのグランドで行われる全校の式でした。私は、一日目だけ参加させてもらいました。子供たちの卒業式には、日本から来る事が出来ませんでしたので大学の卒業式は初めてでした。今日まで守られ、ここ迄支えていただいた事を感謝しました。ふたりは日曜日の夜の飛行機でインディアナに戻って行きました。デービッドの学校は夏休みまでもうちょっと残っていたのです。
マイケルは就職活動を始めていますが、いつもの通り、キャンプの奉仕をする事になっていて、次の週には山に入ってしまいました。デービッドは一週間ほど帰ってきていましたが、シカゴのミッション団体のテープなどを作る働きに、ノミネートされたそうで、先週末から2ヶ月ほどの予定でシカゴに行きました。
私は、教会の真知子さんが休暇を取ったから、と運転を申し出てくださいましたので、アラバマのバーミングハムの栄子チャップマンさんをおたずねし、そのお働きを手伝わせていただく事にしました。観光もかねた伝道旅行を企画して、数人で出かける事をやってきていましたが、今回は、5月末、連休であり、行事の多い時期なので、計画が立てにくく、一泊旅行で2回の集会をしてそのまま帰宅しました。けれども、久しぶりに栄子さんに会う事が出来、懐かしいアラバマの景色とおすし屋さん「石水レストラン」を楽しむ事が出来ました。一日目の集会には若いお母さんたちを中心に9名の方があつまり、何と子供たちが十数名?久しぶりに子供集団の中で楽しませていただきました。まちこさんとも、ゆっくり語り合う時間が与えられて大変有意義だったと思います。
中一日休んで、頼子の方に出かけ、久しぶりに入浴タイムを楽しみました。
頼子は仕事を変り、新しい仕事で少々ストレスがたまったらしく、あちこち検査を受けています。まだ結果が出ていませんが、今のところ「大豆アレルギー」があったときかされ驚いています。お豆腐は大好物で献立の中心でもあったのに残念です。私はこのごろ、自分で作る「おから」にもこっています。
もう一つは、今まで苦手としていたケールや芽キャベツの食べ方を覚えました。
7月は月初めの釣り旅行、月末のキャンプと予定が入っています。ブログの方も大分たちましたが、少しづつ充実させたいとがんばっています。http://hibinokate189.blog.fc2.com/ 皆様お元気で。皆様お元気で。