一麦:渡辺家のHP

アトランタ発第120便

2016・7・26

 

暑中お見舞い申し上げます。いかがおすごしでいらっしゃいますか?

 

 今年が特別に暑いのか、自分の方が弱ったのか分かりませんが、暑さとの戦いのような日を過ごしております。7月はじめの独立記念日の週、いつものように頼子夫婦とフロリダへ釣り旅行に行ってきました。肥ったアジが四匹、5匹とかかってきて久しぶりの感覚を楽しんだのもつかの間で、30分もしないうちに気持ちが悪くなり、急いで引き揚げようとしたのですが、間に合わず、ダウンしてしまいました。海の中に450メートルも伸びているピア(釣り場)の先の方にいたのですから、そこから出入り口まで戻るのが大変でした。頼子と周りにいた方々に助けられて出入り口まで戻りましたが、頼子が車をとりに行っている間に回りの方が救急車を呼んでくださることになってしまいました。思いだしたのは3年前のことでした。大きい通りに入る前に(これは本当に感謝なことでした)ふと思いついてガソリンスタンドに寄りました。ガソリンを入れてエンジンをかけようとしましたが、かかりません。とうとう仕方なく、家に電話をしたところ、リンが来てくれることになりました。そんな時のために助けてくれる「トリプルA」に入っていますが、自分で電話をかけて問題を訴える事が出来ないわけです。リンの手配で駆けつけてくれた方が、とりあえずは動かしてくれましたが、「何か」が悪くなっているから近くの店で部品を代える様にとの事でした。その店で何かやっている間に私はふらふらとしてへたり込んでしまったのです。それで、その時、救急車のお世話になったのですが、結局熱中症だったらしく、二晩入院して帰ってきました。ところがその時驚いたのは、3万ドルの請求書でした。こちらでは、それが普通のようだと言う事を学んだのでした。

 

 それで、今回、幸い頼子の車の方が早く来ましたので、折角のお手配を無駄にして申し訳なかったのですが、謝りながら宿に帰って来てしまいました。体を冷やして水分を取っておとなしくしていて回復。二日後にはアトランタに帰ってきました。アトランタも暑い日が続いており、いろいろと暑さと戦っています。先日は息子、娘の両夫婦揃っての野球見物に、車椅子の席を用意したからと言ってもらったので、出かけました。初めはナイトゲームだと思っていたのですが勘違いでした。それで、暑さ対策として、氷とお絞り2本をアイスバッグに入れてもって行きました。幸い席は屋根のあるところでしたから、風も通り気持ち良いくらいでしたが、やはり、後半は温度も上がってきた様で、お絞りのお世話になりました。首の後ろ、おでこ、頭のてっぺんなど、冷やすにも場所があるのを発見しました。今は、日中の買い物を避けて、朝の食事をする前に、24時間営業のスーパーで用を済ませるようにしています。今週末はバイブルキャンプに行くのですが・・・・天気予報では、32度くらいだと言っています。この一週間の温度は、32から33度、(時には34)が続いています。真夏日の連続です。考えただけで気分が悪くなりそうです。

 

 調子が悪い日が続くと、自分はすっかり弱ってしまったような気分になります。

 血糖値が下がる低血糖の症状も人によって様々だと聞いていますが、私の場合、ふるえが来たり、冷や汗が出る事もありますが、目が見えなくなって来ることと、辺りが美しい紫色になること、そして、気分がとても落ち込むのが特徴です。それが低血糖によるものだと気が付く前には、そんな自分に悩んだ事もありました。この夏も、自分の健康状態について、ただただヤル気が湧かず、気持ちが悪くごろごろしている状態で、こんなにダメになったのかと、自信を失いそうになっていました。10月からの日本行きに不安を覚えたりもしていました。でも、いろいろ分かってきたのは、これが「暑さ」のせいだと言う事です。それならば、季節的な事。今は心配なく秋の計画を立てています。

 

 といっても、年のせいもあり、若い時の様には動けません。お目にかかりたいと思いながら、お目にかかれないで戻って来る事もあります。何も考えないで過ごしているとあっという間に2ヶ月も過ぎてしまうのです。やがて天国ではお目にかかれるから、との思いはありますが、「次の時には」と思いを残して帰ってくることになります。

 

 でも、こうして、回りきれないほどのお友達があると言うのは何と幸いなことでしょう。長いお付き合いをしているMさんも、最近子供や孫達が行きたいと言うので、案内役で付いて行ったのにつまらなくなったと途中で帰って来て、もう日本へは行かない、行っても誰も会う人がいない、とおっしゃっています。

 私としては、美しい日本を暖かい故郷として楽しんで欲しいと、いろいろ良いところをお話するのですが、なかなか難しい事です。

 

 コンピューターの「えきねっと」をフルに利用して計画を立てています。本当はいろんな方と打ち合わせて計画する方が良いのですが、私の周りには、メールをなさらない方も多いので、手紙のやり取りには時間がかかります。仕方なくお祈りしながら決めた中で、出来る方とはお会いする・・・となっています。

 アトランタ便も帰るのが年末ですし、来年まで書けないと思いますので、今考えている楽しい「日本旅行」の計画(変更があるかもしれません)を書いてみようと思います。お疲れが出ましたらここで読むのをおやめください。

 

 今回は10月4日に着きますが、下旬までは健康問題、役所問題で予定が立てられません。東京の中野におりますので、近くの方とは臨機応変に行動するつもりです。でも、それでも最初の日曜日、いつもは主人の納骨してある筑波の教会へ行っていましたが、今回は、韮崎の教会に行こうと思っています。後は、状況次第で、体調を見ながら銚子、日立、馬堀、厚木、町田、上野、日暮里、銀座などなど・・・できるだけ入れるつもりです。

 

 本格的に動き出すのは月末27日ころ長野県を皮切りにしたいと思っています。上田、軽井沢を通って、30日は那須高原教会で30周年の記念礼拝が有るとの事ですので、それに出させていただこうと思っています。そこでお会い出来る方も有るかもしれません。仙台から新しい北海道新幹線で・・・と思いますが、その間で山形、仙台の方々に会えるかもしれません。北海道は、前回は、札幌、旭川、北見、網走、釧路まで回る事が出来ました。今回は、小樽に行きたいところがありますので、新しい新函館北斗駅まで行き、札幌、小樽、余市を考えています。帰りに、前回思いがけない事(現地の藤田美智子さんが倒れて入院してしまわれたので)でパスする事になった八戸に寄ろうと思っています。私にとって故郷のような青森には駅前の東横インに2泊、中一日ですが、市場に寄ってお買い物です。日本の素晴らしいところですが、ちゃんと、こちらに帰る2,3日前に届く様に何でも注文できるのです。この日、都合の合うお友達には会えるかも知れません。八戸で礼拝を守り、温泉も楽しんでから、くりこま高原のホームにいる弟の顔を見に寄ります。早くにばらばらになってしまった兄弟ですが、天国でみんな一緒になれることをただただ楽しみにしています。そこから昔、弟が住んでいた気仙沼に回り、災害の復興状況を見て東京に戻ります。といっても、そのまま東京駅で乗り換えて静岡まで足を伸ばして一休みです。多分ここでも2,3の方にお会い出きると思います。岡山から高松に入り、86歳でまだがんばっている宣教師、ステラ・カク先生を訪問、アトランタから帰国されたお友達のところに泊まり、次の13日の礼拝は坂出の教会に出席を予定。素敵な牧師ご夫婦に会うのが楽しみです。奥様は週3回の透析を受けながらとても明るくがんばっておられます。今回は此処から九州に入ります。新幹線のありがたさで、朝ゆっくり坂出をでても、お昼には熊本に着きます。

 

 この週、妹が小倉で女流アマ(囲碁)都市対抗戦に出ていますので、応援?に駆けつけ合流します。終了後、下関、京都と紅葉を楽しみながら帰郷します。

 

 20日は町田のぶどうの木教会で、私たちの教会の古い方々とお会い出来るのを楽しみにしています。やはり、此処は自分の家のようなところです。

 中一日おいて次のコースに出かけます。23日には、広島でこちらから帰国されたお友達とランチのあと、船で瀬戸内海を渡り、宇和島に向います。此処で孤軍奮闘している山崎恵子先生を訪問。弱いお体を鞭打って励んでいらっしゃるその熱心さにはいつも励まされます。2泊したあと、前々から予告されていた大阪のくずは教会(石黒先生)の土曜日夜のコンサートと礼拝に伺わせて頂きます。そのあと日本海側に入ります。前回どうしても回れなかった山陰松江訪問です。子どもの頃、父が故郷島根の話をする時、良く出て来た美しい町、松江です。クラスメートがそこのホームにおられます。桜が美しいと聞いていますが、11月終わりのこの頃はどうでしょうか。前から行きたいと願っている美術館もあります。翌日はゆっくりして岐阜まで行きます。ここでも3組、4人の方にお会いしたいと思っています。一人は娘の夫圭三さんのお母さんで95歳なのに一人で住んでおられます。最後は、金沢にいらっしゃる昔青森の幼稚園で働いてくださっていた同僚?の方にお会いしたいと思っています。魚津の宿が取れたら日本海の夕陽をご一緒に眺めたいと思っています。帰りは、富山からの新幹線で僅か2時間半で東京です。こちらで買えるJRの割引パスがあり、ころころと軽く引っ張る車があり、宿から宿への宅急便が発達していて、どこでもタクシーに安心して乗れる日本だから、保険証がどこでも使える日本だから、そして神様がともにいて守ってくださると信じられるので、こんな楽しい計画を立てる事が出来ます。思いがけない出会いもあるでしょう。本当に幸せ者のお便りでした。このあとは、10日ほど東京でぶらぶらです。日本滞在中の携帯電話は前と同じ(080−3343−0189)です。 

 

 皆様どうぞお体に気をつけてお過ごしください。  

郁子

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