一麦:渡辺家のHP
アトランタ発第125便
2018・10・23
何とほぼ1年ぶりのアトランタ便になります。昨年は10月10日でした。クリスマスもお正月も失礼した事になります。申し訳ありません。今年は、予定通りに2月末から6月の初めまで3ヵ月半を日本で過ごしました。大変恵まれ、楽しく、有意義な旅を終えることが出来ました。
少々疲れて暑さもあり、直ぐにアトランタ便を書くことも出来ないでいるうちに、大雨による土砂崩れ、続いて大阪の地震、更に北海道の地震による災害,と悲しいニュースがあって、心を痛めたことでした。何も出来ない辛さを覚えつつ、お慰めと復興のためにお祈りしています。
秋風も吹き始め、お向かいのはなみずきが真っ赤に紅葉し、秋の深まるのを日に日に感じる今日この頃になりました。
実は、帰国した頃から両手の一部の関節の痛みがひどくなり、時にはお箸を落としたりしているうちに全部が痛み出し、その内、手の平まで熱を持つ様になってしまい、しくしく程度ですが、痛みに悩まされる様になってしまいました。関節炎だけでなく、手根節症候群とか言う病名も見つけ、痛み止めを飲んで抑えていたのですが、その内に特別なテープとか手袋の治療法を見つけて最近は飲み薬はいらなくなりました。クリニックの先生はリウマチを疑われ、そのテストも勧められるままに受けましたが、結果は何も出ませんでした。痛みも治まってきたので、楽になっているのですが、先生は心配されて、リウマチの専門医の診察を受けるように、と勧められています。
私にとって、これは大きな問題です。アメリカ人の先生のおられる専門医の受診となれば、一人では行く事が出来ず、誰かの手を借りなければなりません。それも絶対に1回ですむとは思えません。更に保健の無い私ですから1回に1000ドルを越えるだろうと思われます。それなら日本へ帰って受診する方がずっと安いことになります。今の飛行機代は1000ドルで足りるそうですから。
この問題とあわせて、普段使っているインシュリンの割引が私には適用できない、と言われてしまいました。なぜか、と聞いても、薬やさんのレベルではわからないとの事。理由を調べようと思っていますが、簡単なことではありません。
娘達が3,4年後には帰国することを決めたときに、私がどうするかいろいろ考えて、現状維持、と結論を出したところだったのですが、いろいろ考え祈っているうちに、これは神様のご計画の中でのことでは無いか、と思う様になりました。全く思ってもいなかった「手の痛み」でした。他のところは変わりないのです。痛みが収まって自分では、解決したような気分なのですが、ここ迄お医者様がこだわって心配なさるのも意味があるのかもしれません。常用薬の割引の道が閉ざされたことも意味があるのかもしれません。それならばということで、まだ元気、一人での生活も何と言う事もありませんので、「帰国する」決心をしました。こちらでの集会は二年前に終りにしましたし、今は時々、単発の集会に頼まれてご奉仕はしていますが、後はブログでの「聖書の勉強」ですから、アメリカにとどまっている必要は無いわけです。機械の不都合で起こる問題も日本でならかえって楽に処理できることだと思われます。
こんなわけで、当面娘達が日本に帰るまで3,4年間、日本でのひとりの生活を考えることになりました。それはそれで、楽しいことです。時間や場所が縛られる仕事があるわけでもなし、何処に住んでも病院があれば一人で暮らせます。そうなると、あそこもここもいいかな、と迷うことになり、結局、神様が備えてくださっている「私の住まい」は何処にあるのか、と祈るばかりです。とりあえず、近いうちに、多分11月中ごろから(未定ですが)日本へ行って、準備し、来年の秋には落ち着きたいと思っています。どうぞお祈りください。何か情報があればありがたいことです。
それにしても、自分の考えに振り回されるとアメリカにも日本にも、良いところ、悪いところがあり、キリがありません。悪いところを考え、不安の材料を数えてもキリが無く、どちらにも、捨てがたい良いところがあるので、決めるのは大変でした。でも、神様の決められる道を探すことに、心を定めると、落ちつくことができました。。あと何年か分かりませんが、神様のお役に立てることをと願っています。今のアメリカでの生活も幸せをかみしめながら毎日を大切に楽しみたいと思います。
ということで、もう巡回をする事はできませんが、国内に在住となれば、必要な時には、簡単に動ける様になるので、それもうれしい事の一つです。
こういうわけでまたまた年末年始のご挨拶も失礼することになると思いますがお許しください。近況ご報告まで。神様のご祝福をお祈りいたします。
郁子
(日本の住所 164-0014東京都中野区南台2-29-3-701 生越方)