一麦:渡辺家のHP
アトランタ発第65便
2007・6・19
暑くなりました。皆様いかがお過ごしですか?ニュースによると、九州では大雨の恐れがあるというのに、四国の一部では「給水制限」が行われているとの事。当地でも雨が少なく、水不足が心配され、芝生の水撒きなど禁止されそうだと言われています。
なぜか最近は、ことさらに月日の流れが速く、「ちょっと、待って〜」と叫びだしたいくらいです。でも、これは私たちの「歩み」の方がのろくなっているからかもしれません。実は、6月の初めからしばらくの間、牧師不在になった「ピーチツリーシティー日本語教会」での礼拝のご奉仕を頼まれました。その最初の説教の中で自己紹介をしていたダディーが「十日後には80歳になります」と言ったのです。本当は79歳になるので「一歳、サバを読んだね。そんなにいそがなくても・・・」と冷やかしたことでした。それでも、二人とも健康的には何も問題なく、相変らず、というか、またまた忙しく動き回っています。忠信の家〈アクォース〉までは北西に80キロ近く〈ハイウェーに渋滞がなければ45分〉、ピーチツリーシティーまでは南東に100キロ足らず〈1時間ちょっと〉です。このピーチツリーシティーの教会は、アメリカのファースト・バプテスト教会の日本語部ともいえる教会です。12,3年前に、日本での宣教から帰国されたラブ先生が、始められたと聞いています。ラブ先生が重病になって召される少し前、私は頼まれて、ここで開かれた「婦人ランチョン」でお話をしたことがありました。その後を若い日本人牧師が引き継ぎ、9年間ご奉仕をされましたが、このたび退職されたものです。このピーチツリーシティーには日本の企業もあり、300家族くらいの日本人がいらっしゃるのではないかと聞いたように思います。面白いことは、この町中に、日本のゴルフ場で見るようなカートが走りまわっているのです。「カート・パス」と言う専用の道があちこちにあります。まあ、そういうことにお金を使っているので税金も高く、家も高いのだそうです。日本人のグループとしては、ここから更に南に下がったホワイト・ウォーターと言うアメリカでは小さな教会の中にも集まりがあります。そちらのグループにも伺ったことがあり、その時、クリスチャンになったと言う方など、今も親しい方々がいらっしゃいます。現在、そこでは、日本語での説教はなく、英語の説教に通訳をつけた形の集会が持たれているそうです。もちろん、そちらのグループとはかかわりなく、ピーチツリーシティー日本語教会に次の方が見つかるまで(7月中には・・・と言われていますが)、とりあえず、日曜日の礼拝の奉仕だけを引き受けました。何時までなのかはともかく、少しでも「神の国建設」のお役に立てればと願って、メンバーの方々とともに先を見つめてがんばろうと思っています。
忠信の大学は休みに入って、何も無ければ「子どもたちとの留守番」はなくなったわけですが、あちらこちらへ忠信の出張が結構あります。又、できたばかりの畠も気になりますので、やはり、ほとんど毎週、2〜3日はアクォースに行っています。畠はレンタルでミニ耕運機を借りてきて、石地を起こし、その石を掘り出し、15センチほど掘り下げた所に一袋30キロくらい?の土を30袋入れました。花壇の方には20袋です。車が重さに負けてしまうので、何回も運ばなければなりませんでしたがマイケル、デービッドもお手伝いをしていました。それでも、畠としてはまだまだ十分とはいえませんので、トマト、ナス、キウリ、しし唐など、少しずつ植えました。スプリンクラーはつけてありませんので、これからは水切れに注意しなければなりません。畠ではなく、直に植えてあった「イチジク」と「クチナシ」「梅」はまだ根が十分張っていなかったと見えて、暑さ負けか、枯れかかってきたので、あわてて掘り上げ大きな鉢に保護しました。秋になったら、もっと大きな穴を掘って定植しなければなりません。それにしても、2軒の家の畠を手がけていますと、両方を2,3日、間を置いて見ることになるので、面白いように成長の変化が楽しめます。今まで春に旅行してしまい、畠が中途半端になることが多かったのですが、今年は旅行を秋に決めてよかったなと思っています。
今週は、20日には忠信が日本へ出発しますし、22日には武田家のあゆみちゃんの結婚式があります。41歳になって、「神様の時」が来たと喜んでいます。家族だけで、内輪の顔合わせと式、お祝いが計画されています。私たち二人が親戚代表で出席させてもらいますが、大人は22名、こどもが15,6名の様です。楽しみにしています。6月は結婚式が多い様です。フロリダでリンの従兄弟の息子が結婚するそうで、昨日お母さんのスーザンともう一人のおばさんが妹のダイアナの息子エディーを連れて、アクォースに来ました。水曜日の朝にはエディーを残して大人だけフロリダの式へ出かけることになっています。エディーはマイケル、デービッドにとってはたった一人の従兄弟であり、年も二人の間なので、ちょうどよい遊び相手です。二人とも、夏休みに入ってエディーが来る日を楽しみにしていました。プールの準備も出来ていますし、楽しい一週間になることでしょう。私は二日だけ、夕食を用意してあげることになりますが、希望をきいた上で「餃子」と「コロッケ」に決めています。
次の週は、忠信の家族が属するノース・スター教会のユース・キャンプになります。夏休みに入ってすぐにマイケルは一週間泊り込みでブラスバンドのキャンプがあり、次の週にはデービッドがケネソー大学の「コンピューター・ゲームを作る」と言うキッズ・キャンプ(泊りではなく、毎日送迎する)に参加しました。終わる前には自作のゲームを紹介する日もあったようです。今度の教会のキャンプは、最後の金曜日だけ泊りこみになりますが後は、毎日二人を送迎(忠信がいないので、ジージの仕事)しなければなりません。
忠信の日本行きは、日本の数学教育研究会の協力を得て、一緒にお仕事をしている二人の日本人の方と共に、30人あまりのアメリカの先生方を募集したツアーなのです。甲府での研修会に参加するのが主目的ですが、オプションでは旅行社によっての観光の手配もされているそうです。しかし、自分の時間がどれほど取れるかは疑問だとか。あそこも、ここもと思うことは多いのですが、何しろ独りのことではないので、とにかく無事に終わるようにと祈っています。帰って来るのは7月5日です。
7月4日(独立記念日)から、私たちはフロリダのパナマ・シティーに出かけます。はじめはバイブル・スタディーを含んだ「釣りキャンプ」として、圭三さんたちが企画していたものでしたが、人数の調節、宿の大きさの予約などのわずらわしさに応じきれなくなったようで、今はほとんど個人的な休養キャンプになっています。11月の感謝祭の祝日の時期とともに、年2回のお楽しみです。個人的と言っても、たいていどなたかお客様がご一緒でしたが、今年は本当に我が家の家族旅行になりそうです。リンは図書館の仕事が祝日である4日だけしか休めない様なので前の日に、マイケルとデービッドもここに連れてきて4日は早朝出発の予定です。夜は例年通り、メキシコ湾の花火見物と言う事になります。忠信は翌日5日に日本から帰って来て、合流することになっています。魚がどれだけ取れるか、いろいろ考えることが出来て、今が一番楽しい時かもしれません。8日に現地で礼拝を済ませてから、夜には帰って来ます。
ピーチツリー・シティーの礼拝が気になっていましたが、幸い、ミシガン州から新しいミニストリーのため、近くアトランタに来ようとしておられる宮崎先生が、ちょうどその週に来てくださることになって安心しました。先生はその時に家を探して、翌月子どもさんたちの学校が始まる前には引っ越して来ようとしていらっしゃいます。(こちらの学校は8月初めから始まります)10日(火曜日)に先生とお目にかかることになっています。
しばらく通っていた歯の治療が今月で一区切りになります。ケビン先生はじめ、皆さんが良くしてくださるので、ここの歯医者さんだけは恐れないで通えるようになりました。治療中も、気分をリラックスさせるため、座席の前にも、天井にもテレビがつけてあって、日本語の画面が流されています。いろいろ面白い歯磨き道具も知りました。水圧による歯磨き道具も戴いたのですが、これは面白いのですが、水がはじけ、そこら中に飛び散ります。また、持ち手が2センチしかない縦にして使う歯ブラシもありますが、これはなかなか便利です。「うがい」が出来ない?私ですが、うがい薬で歯をみがいて、後はぶくぶくをする、ということも教えていただきました。
ウェストミンスター教会では、第30回になる夏のファミリー・キャンプの案内つくりが急がれている一方で、婦人会の有志の間では、クリスマスに「人形劇」をすることが決まり、準備が始まりました。私はナレーター役を仰せつかり、先日、録音を済ませました。中心になってがんばっているのは、来年に帰国が決まっている寺内智子さんです。智子さんは産婦人科のお医者様、帰国後は中野の寺内医院で(今は内科だけ)産科も始めることになっています。御主人も婦人科のお医者様で帰国後はやはり研究畑に戻られるとか、忙しい毎日が待っているようです。アメリカでの残りの日々が祝されるように、ご一緒しているバイブル・スタディーも楽しみながら学ばせていただいています。
昨日は「父の日」、中華料理のお店に連れて行ってもらいましたが、ダディーは今までで一番おいしかったという「なまこ」と大好きな「きくらげ」を食べてご機嫌でした。
「主の良くして下さった事を何一つ忘れるな」(詩篇103篇) 感謝です。郁 子