Tad's ボルチモアダイアリー

 今日は午前中ワシントンDCにある中学校を見学に行ってきた。前にも一度行ったことのある学校だが、ワシントンの中学校の中でも成績が一番悪いほうの学校だ。それでも、子供たちは行儀もいいように見えるし、建物も古いがそんなに悪くない。問題は、アメリカ全般に言えることだが、こうした「悪い」学校・学区はいい先生を見つけることができない。日本のように、学区で先生を動かすこともできるが、いい先生になればなるほど、近隣の学区で仕事を見つけることが難しくないので、なかなか学区としては先生自身の希望に反したような移動をしにくい仕組みになっている。

 僕がこの学校を訪問するきっかけになったのも、フィラデルフィアにある団体がこの学校の教員免許を持っていない先生の研修を行っており、その責任者の人と僕が偶然知り合いだったからだ。日本でも、学校教育は問題のようだが、アメリカの学校教育はたくさんの問題を抱えており、それらの解決策がほとんど見当たらないような状態だ。この中学校を見ていても本当にそう思う。

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