Tad's ボルチモアダイアリー
アメリカの、特に大学関係では、今が来学年からのポストの公募が発表される時期です。数学教育は現在人材不足で、ここ2−3年間毎年のようにポストの数が新しく学位を取って卒業していく人の2倍くらいです。新しい人だけでなく、中堅・ベテランのポストもいくつかあります。
自分自身の一つの望みとして、昔から博士課程がある大学で教えてみたいという気持ちがありました。今年の公募の中にはいくつか大変魅力的なところがあります。例えばペンシルベニア州立大学やサンディエゴ州立大学です。どちらも優秀な研究者がいるところで、以前から興味がありました。どうしようか大変悩んでいます。家族がいますので、自分自身の都合だけでは決められません。マイケルは今年4年生。今引っ越すと新しい学校では1年間だけになってしまいます。その意味からは来年の方が動きやすいのは事実です。ただし、新卒の人の採用のときのように、必ずしも中堅のポストが来年もあるとは限りません。特に自分にとって魅力のある大学では今年ポストがあったら、まず来年は無いと思っていいかもしれません。もっとも、最近の人材不足で、ポストを埋めるのに2−3年かかるのは珍しくは無いようですが。
そんなわけでいろいろと悩んでいるこのごろです。